第35回全日本少年少女けん玉道選手権・こんどは関東大会

大川式けん玉メソッドではオンライン指導を実施している。
去年はよういち君が男子で優勝し全国へ、そしてJKAジュニア杯での日本一へとつながっていった。
今年は女子の部で2名が参加。
去年の7月から指導を始めたあいかちゃん。もともと1年生のときに地元で教えていた子である。
引っ越さずに東海地区にいたら、しゅなちゃんとしのぎを削る存在になっていただろう。
お母さんと二人三脚で、着実に練習を積み重ねてきた。その甲斐あって、予選で49点、1位通過!
1位か2位で通過して勝ち上がる青写真を描いていたので、バッチリだ。

つづいてここ最近、初段、二段とステップアップしてきた、まのかちゃん。
天真爛漫な、それでいて教えはきちんと覚えて実行している賢い子だ。
公式に点数のアナウンスがなかったが予選32~35点とのこと。なかなかにいいぞ。
今回は、初めて有段者たちの中に飛び込んでいく機会であるがゆえ、とにかく予選を通過してくれればOK。
結果6位で見事通過。よくがんばりました!

1位通過のあいかちゃんは準々決勝2-0、準決勝2-0と安定のプレーぶり。
準決勝で1回だけ、すべり止め極意を乗せる瞬間に観客席の大きな物音がしてしまって失敗したが、あとはパーフェクト。

まのかちゃんは、今回はとにかく決勝の技をひととおり覚えて本番で実行できることを目標にしていたので、勝敗は別に大きなことではなかった。技が難しいため、相手選手もてこずって結果0-1。それでもしっかりやりぬけたなという印象。バッチリ!

いよいよ決勝の舞台に臨むあいかちゃん。去年7月から指導のため、去年の大会には出ていない。
いったいこの子は!?という空気のなか、しっかりと集中して臨んでくれた。

ひとつひとつの瞬間に手抜きをしないのが、この子のすごいところ。意思が強い。できそうでできないことである。
相手は2年連続で代表の大本命、JKAジュニアでも上位に入る格上の選手。しかもおなじ6年生。
1種目め、うぐいすの谷渡り・・・成功ドロー。
2種目め、二回転灯台・・・成功ドロー。
3種目め、一回転飛行機~灯立・・・成功ドロー。
4種目め、ふりけん(もちかえて)はねけん・・・成功ドロー。
通常の試合ならここで決着つかずということでタイム競技に入るのだが、決勝戦のため、まだ続く。

5種目め、うらふりけん~宇宙一周・・・1回目あいかちゃん成功のあと、相手選手が惜しくも失敗。ここで初めて1本が入る。
そして守り切れば優勝が決まるラスト1本の局面。
6種目め、灯台とんぼ返り。成功ドロー。
結果、1-0で勝利、優勝である。
相手選手もあとがないのを承知しながら見事な粘りで決めきった。
勝者のあいかちゃんにだけでなく、両者に拍手を送りたい。

大方の予想結果とは違ったものの、試合内容は全国大会で見られる光景そのもの。ふたりとも本当に見事な決勝戦だった。
おおきな大会では初めての優勝。本人も実感がわかないと言っていたが、そりゃそうだろう。すごいことをやってのけた。
男子は記念大会の分、第2代表まで選考したため、今回は関東地区から3名の代表選手。
西東海地区代表のしゅなちゃん、こうせんくん、そして関東代表であいかちゃん。この夏は3名の代表選手の指導となる。
選手のみなさん、健闘をいのります!
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