第32回文部科学大臣杯、ついに大和君念願の優勝!
11月22日、東京都大田区。

早朝の新幹線にのって8時台に家族で会場入り。もう受付から分離してのかたちになっている。
各地の選手たちも続々と到着。パンフレットを受け取り時間を惜しんで練習開始。
なにしろ9時集合で10時30分に最初の試合開始までのたった90分のあいだに、
①受付②練習③けん玉検査④トーナメントくじ引き⑤開会式と記念撮影
である。

さらにいつもと異なる点がもう一つ、JKA杯や全日本選手権と同様に、本番用けん玉を、検査通過後に練習で使えない!
つまり練習用けん玉で出番まで練習をして、いきなり本番用けん玉に持ち替えて試合に臨むことになるわけだ。
開会式のあいだは練習できないし、けん玉検査に本番用けん玉をだしたらもうそれは本番試技まで一切練習できない。
朝はやい。からだうごかない。急げー!
今年は久しぶりに男子のみの代表選出だったので、大和のお世話に専念することに。さあ開会式。

毎年のBGMもないので静かだ。選手には大会出場の優秀賞メダルが授与される。上手な子ばかりでドキドキ。
くじ引きの結果、トーナメント位置は1回戦のいちばん左。全試合のなかで最初のオープニングマッチ!いちばんかたくなるやつ!しかも過去の実績がある選手はほとんどがトーナメント左側の山に集中。うまくいったとして、1回戦から決勝戦までの4試合、すべてがハードな内容になりそう。

試合の方式はこうだ。
・あらかじめ決められた高難易度10種類の技のなかからくじ引きをし、交互に試技を行う。
・もしどちらかが成功し他方が失敗というような優劣がつけば、成功者に1ポイント(1本)が入る。簡単に説明すると、通常はそれを2本とれば勝利。決勝戦では3本とれば勝利となる。
・お互い3回試技のすえ優劣がつかなければ、どちらにも1本は入らず、その技は引き分けで別の技をくじ引きで選ぶことになる。
・延々とドローになってもいけないので、通常は4種目、決勝戦は6種目を限度とする。
・途中で1-1や、全種目終了しても同点0-0などのときはタイム競技という、スピード勝負で決着をつける。

さあ1回戦。開始前に話していたことといえば、「リラックスに勝るものなし」だった。笑顔で送り出して、北陸甲信越代表・新潟県の選手と対戦。2年連続出場の実力者。
①「灯台とんぼ返り」は成功ドロー。
②「ふりけん(もちかえて)はねけん」、ポロリが出やすい技。両者1回ずつ成功のあと、相手が惜しくも失敗。大和はいいコース取りで成功、1本をとる。
③「二回転灯台」、これまた難しい技。相手選手が惜しくも失敗し、大和が成功。1本追いかける展開というのは非常につらく、やはり先制ポイントの意味は大きい。結果2-0で勝利。
今回徹底させて教育していたことのひとつに、「勝ってなお謙虚に」というものがある。
「対戦ありがとうございました。」という一言を心から言えるように、そのうえで次の戦いに向かえるように。

2回戦(準々決勝)は、毎年誰が代表になっても優勝争いに絡める北関西地区代表・兵庫県の選手と対戦。ベスト8ながら事実上の決勝戦くらいのカードだった。
①「すべり止め極意」相手選手が2回目で抑え込みが利かず静止させられなかった、おしくも失敗。大和が決めて1本。
しかしここから
②「ふりけん(もちかえて)はねけん」、③「灯台とんぼ返り」、④「一回転飛行機~灯立」と難しい技をすべて成功させる。
結果1-0での勝利となるが、、相手選手10回/11回成功。成功率約90%。この試合だけではこうだが、彼はもっと成功率の高い選手。紙一重で結果が決まるとよくわかる。

2回戦までを終えて、昼休み。
注目されていたのに敗退してしまった選手が多かった。毎年予想もつかないドラマが展開されるものだ。
準優勝経験のある選手、地方で大注目のなかおっかけ取材もついてくるケースもある。緊張やプレッシャーで手が震える子もいる。とくに6年生はそう。こころが大人に近づくにつれ、感じなかった緊張感を感じるようになっていく。これが中学生以上の大会でいちばん若手として出場すると大して震えないこともある。
食事もちゃんと採れている。父さんなんか昔日本一をきめる決勝戦前は気持ち悪くて飯がのどを通らなかったぞ。

準決勝は大和と同じく4年連続出場の四国地区代表・愛媛県の選手。めちゃうまい。
①「つるしとめけん~地球まわし」両者成功ドロー。去年の鬼門だった技。ヒヤヒヤした。
②「うぐいすの谷渡り」、3回目で大和成功のあと、相手選手が惜しくもミスし1-0。
③「すべり止め極意」、④「二回転灯台」はともに成功ドロー。二回転灯台なんかすごくきれいな軌道だったね。
結果、1-0で大和の勝利。相手選手は11回成功/12回で成功率約92%。たった1ミスが命取りになる厳しい勝負である。
もしタイム競技になったらどちらに転ぶかわからないくらい速くできる子だった。

いよいよ決勝戦。東東北地区代表・福島県の選手と対戦。彼は初出場がなんと2年生。ことし6年で、通算でも4度目の出場と実績十分。準決勝まで見てもわずかに1ミスしかしていない。ちなみに彼の先生は超レジェンド。
どちらが勝っても初優勝、県勢初の文部科学大臣杯チャンピオン。

①「灯台とんぼ返り」このレベルだと当然のようにドロー。
②「つるしとめけん~地球まわし」これも見事にドロー。この技は相手選手のほうが安定感があった。
③「うらふりけん~宇宙一周」大和1回目成功のあと、相手選手が惜しくもうらふりけんをミス。コースもよかっただけに残念。
④「うぐいすの谷渡り」3回目で相手選手が惜しくもミス。大和が決めて2-0となり、通常ならここで終了だが決勝戦の場合はまだ続く。あと2種目で連続してポイント奪取すれば同点にできるからだ。
⑤「灯台~けん」両者成功ドロー。もし最終の6種目めで相手選手が1本とっても2-1で追いつけないため、ここで試合終了。
「大川選手の勝ち!優勝!日本一!」
おめでとう、文部科学大臣杯のチャンピオンです。

試合後の男女対抗戦企画。一回転飛行機をリレー形式で次々にきめていき、合計タイムを競った。対戦選手も終われば良きライバルとして仲良くやっている。

特別に審判団チームも挑戦!
かつてワタシが対戦したことのある人、同じ大会に出場したも多数。即席にしてはやはりうまいね!

観客席と分離されていたために父さんにかまってもらえなかった瞬くん。もう限界のようで(笑)。

全選手がそれぞれの得意技を披露。静止系好きの大和は「大皿極意の谷渡り」。これはゴリゴリに静止系。
けん玉の技でも「静」と「動」が際立った技があるが、これは「静」の極致の技。

表彰式にて。松永会長の手から、文部科学大臣の賞状をいただく。女子の部優勝は大阪の選手。JKAジュニアでも優勝した本命選手が決勝までをわずか1ミスでまとめあげた。

歴代の優勝者が掲げることを許される大杯がこれ。少年部用とはいえ、すごく重い。ちなみに大人のはもっと重い。
ペナントにはのべ31人の歴代優勝者の名前が刻まれている。マスクして掲げたのは史上初だな(笑)。
今年限りであることを祈る。

すてきな優勝トロフィー。ちなみに3位までの表彰台には
男子:静岡、福島、愛媛 女子:大阪、兵庫、徳島 となった。
四国地区代表が両方の表彰台、健闘が光る結果だった。
※記念写真の瞬間だけマスクを外しています

直前まで厳しい練習を積み、心折られながらも決してあきらめはしなかった。
当日の優しさとのギャップがすごかった(笑)けど、うまくいってよかった。
終了後に知ったのだが、決勝戦の相手選手は同級生ながら、けん玉を始めるにあたって大和の動画をたくさん見てくれていた子だった。大和をあこがれの目でみてくれていたそうで、「あこがれの大和くんと戦えて、いちばんいい大会だった」と。
こんなありがたいことはない。
この経験が、いつかきっといろんな場面で手助けになること間違いなし。
よくがんばったね!!おめでとう!!

早朝の新幹線にのって8時台に家族で会場入り。もう受付から分離してのかたちになっている。
各地の選手たちも続々と到着。パンフレットを受け取り時間を惜しんで練習開始。
なにしろ9時集合で10時30分に最初の試合開始までのたった90分のあいだに、
①受付②練習③けん玉検査④トーナメントくじ引き⑤開会式と記念撮影
である。

さらにいつもと異なる点がもう一つ、JKA杯や全日本選手権と同様に、本番用けん玉を、検査通過後に練習で使えない!
つまり練習用けん玉で出番まで練習をして、いきなり本番用けん玉に持ち替えて試合に臨むことになるわけだ。
開会式のあいだは練習できないし、けん玉検査に本番用けん玉をだしたらもうそれは本番試技まで一切練習できない。
朝はやい。からだうごかない。急げー!
今年は久しぶりに男子のみの代表選出だったので、大和のお世話に専念することに。さあ開会式。

毎年のBGMもないので静かだ。選手には大会出場の優秀賞メダルが授与される。上手な子ばかりでドキドキ。
くじ引きの結果、トーナメント位置は1回戦のいちばん左。全試合のなかで最初のオープニングマッチ!いちばんかたくなるやつ!しかも過去の実績がある選手はほとんどがトーナメント左側の山に集中。うまくいったとして、1回戦から決勝戦までの4試合、すべてがハードな内容になりそう。

試合の方式はこうだ。
・あらかじめ決められた高難易度10種類の技のなかからくじ引きをし、交互に試技を行う。
・もしどちらかが成功し他方が失敗というような優劣がつけば、成功者に1ポイント(1本)が入る。簡単に説明すると、通常はそれを2本とれば勝利。決勝戦では3本とれば勝利となる。
・お互い3回試技のすえ優劣がつかなければ、どちらにも1本は入らず、その技は引き分けで別の技をくじ引きで選ぶことになる。
・延々とドローになってもいけないので、通常は4種目、決勝戦は6種目を限度とする。
・途中で1-1や、全種目終了しても同点0-0などのときはタイム競技という、スピード勝負で決着をつける。

さあ1回戦。開始前に話していたことといえば、「リラックスに勝るものなし」だった。笑顔で送り出して、北陸甲信越代表・新潟県の選手と対戦。2年連続出場の実力者。
①「灯台とんぼ返り」は成功ドロー。
②「ふりけん(もちかえて)はねけん」、ポロリが出やすい技。両者1回ずつ成功のあと、相手が惜しくも失敗。大和はいいコース取りで成功、1本をとる。
③「二回転灯台」、これまた難しい技。相手選手が惜しくも失敗し、大和が成功。1本追いかける展開というのは非常につらく、やはり先制ポイントの意味は大きい。結果2-0で勝利。
今回徹底させて教育していたことのひとつに、「勝ってなお謙虚に」というものがある。
「対戦ありがとうございました。」という一言を心から言えるように、そのうえで次の戦いに向かえるように。

2回戦(準々決勝)は、毎年誰が代表になっても優勝争いに絡める北関西地区代表・兵庫県の選手と対戦。ベスト8ながら事実上の決勝戦くらいのカードだった。
①「すべり止め極意」相手選手が2回目で抑え込みが利かず静止させられなかった、おしくも失敗。大和が決めて1本。
しかしここから
②「ふりけん(もちかえて)はねけん」、③「灯台とんぼ返り」、④「一回転飛行機~灯立」と難しい技をすべて成功させる。
結果1-0での勝利となるが、、相手選手10回/11回成功。成功率約90%。この試合だけではこうだが、彼はもっと成功率の高い選手。紙一重で結果が決まるとよくわかる。

2回戦までを終えて、昼休み。
注目されていたのに敗退してしまった選手が多かった。毎年予想もつかないドラマが展開されるものだ。
準優勝経験のある選手、地方で大注目のなかおっかけ取材もついてくるケースもある。緊張やプレッシャーで手が震える子もいる。とくに6年生はそう。こころが大人に近づくにつれ、感じなかった緊張感を感じるようになっていく。これが中学生以上の大会でいちばん若手として出場すると大して震えないこともある。
食事もちゃんと採れている。父さんなんか昔日本一をきめる決勝戦前は気持ち悪くて飯がのどを通らなかったぞ。

準決勝は大和と同じく4年連続出場の四国地区代表・愛媛県の選手。めちゃうまい。
①「つるしとめけん~地球まわし」両者成功ドロー。去年の鬼門だった技。ヒヤヒヤした。
②「うぐいすの谷渡り」、3回目で大和成功のあと、相手選手が惜しくもミスし1-0。
③「すべり止め極意」、④「二回転灯台」はともに成功ドロー。二回転灯台なんかすごくきれいな軌道だったね。
結果、1-0で大和の勝利。相手選手は11回成功/12回で成功率約92%。たった1ミスが命取りになる厳しい勝負である。
もしタイム競技になったらどちらに転ぶかわからないくらい速くできる子だった。

いよいよ決勝戦。東東北地区代表・福島県の選手と対戦。彼は初出場がなんと2年生。ことし6年で、通算でも4度目の出場と実績十分。準決勝まで見てもわずかに1ミスしかしていない。ちなみに彼の先生は超レジェンド。
どちらが勝っても初優勝、県勢初の文部科学大臣杯チャンピオン。

①「灯台とんぼ返り」このレベルだと当然のようにドロー。
②「つるしとめけん~地球まわし」これも見事にドロー。この技は相手選手のほうが安定感があった。
③「うらふりけん~宇宙一周」大和1回目成功のあと、相手選手が惜しくもうらふりけんをミス。コースもよかっただけに残念。
④「うぐいすの谷渡り」3回目で相手選手が惜しくもミス。大和が決めて2-0となり、通常ならここで終了だが決勝戦の場合はまだ続く。あと2種目で連続してポイント奪取すれば同点にできるからだ。
⑤「灯台~けん」両者成功ドロー。もし最終の6種目めで相手選手が1本とっても2-1で追いつけないため、ここで試合終了。
「大川選手の勝ち!優勝!日本一!」
おめでとう、文部科学大臣杯のチャンピオンです。

試合後の男女対抗戦企画。一回転飛行機をリレー形式で次々にきめていき、合計タイムを競った。対戦選手も終われば良きライバルとして仲良くやっている。

特別に審判団チームも挑戦!
かつてワタシが対戦したことのある人、同じ大会に出場したも多数。即席にしてはやはりうまいね!

観客席と分離されていたために父さんにかまってもらえなかった瞬くん。もう限界のようで(笑)。

全選手がそれぞれの得意技を披露。静止系好きの大和は「大皿極意の谷渡り」。これはゴリゴリに静止系。
けん玉の技でも「静」と「動」が際立った技があるが、これは「静」の極致の技。

表彰式にて。松永会長の手から、文部科学大臣の賞状をいただく。女子の部優勝は大阪の選手。JKAジュニアでも優勝した本命選手が決勝までをわずか1ミスでまとめあげた。

歴代の優勝者が掲げることを許される大杯がこれ。少年部用とはいえ、すごく重い。ちなみに大人のはもっと重い。
ペナントにはのべ31人の歴代優勝者の名前が刻まれている。マスクして掲げたのは史上初だな(笑)。
今年限りであることを祈る。

すてきな優勝トロフィー。ちなみに3位までの表彰台には
男子:静岡、福島、愛媛 女子:大阪、兵庫、徳島 となった。
四国地区代表が両方の表彰台、健闘が光る結果だった。
※記念写真の瞬間だけマスクを外しています

直前まで厳しい練習を積み、心折られながらも決してあきらめはしなかった。
当日の優しさとのギャップがすごかった(笑)けど、うまくいってよかった。
終了後に知ったのだが、決勝戦の相手選手は同級生ながら、けん玉を始めるにあたって大和の動画をたくさん見てくれていた子だった。大和をあこがれの目でみてくれていたそうで、「あこがれの大和くんと戦えて、いちばんいい大会だった」と。
こんなありがたいことはない。
この経験が、いつかきっといろんな場面で手助けになること間違いなし。
よくがんばったね!!おめでとう!!
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